Photoshopなどの画像系のソフトを使っている方にはお馴染みの「調整レイヤー」は、動画編集においてもとても便利です。ところが残念ながらFCPXにはデフォルトの状態では入っていません。そこで、これから動画編集をガシガシとやっていこうという場合にはぜひ用意しておきたい「調整レイヤー」を実装する方法を2つご紹介します。
☆YouTube動画で易しくわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
【調整レイヤーとは】
FCPXで動画編集をする際に、エフェクトを適用しようとすると、クリップごとに適用することになるため、クリップが分割されていると各クリップに適用していかなければなりません。たとえば、10個のクリップで構成されている動画の仕上げとして、全体に共通のエフェクトをかけたい場合、エフェクトの適用を10回繰り返すのは大変ですね。そこで、調整レイヤーの出番になります。調整レイヤーとは、調整レイヤーよりも下にある全てのクリップに一括してエフェクトを適用するための透明なレイヤーです。
【調整レイヤーの実装方法】
方法は2つです。
①無料でダウンロードする(メールアドレスなどの登録が必要な場合あり)
②自分で作る(MOTION 5という有料ソフトが必要)
まず、①は定番サイトをご紹介しておきます。
・https://sellfy.com/10154417130356796/p/Nxcc/
※ここでは「調整レイヤー」のことを「Adjustment Layer」と呼んでいます。
MOTION 5をお持ちの方は、とても簡単に自分で作ることができます。MOTION5を立ち上げ、「Final Cutタイトル」の作成画面に入ります。「テキスト」レイヤーと「背景画像」レイヤーがあらかじめ設定されているので、「テキスト」レイヤーをまるごと削除して、「背景画像」レイヤーだけを残します。最後に、「メニューバー>ファイル>別名で保存」から名前を付けて保存すれば、次回からFCPXの「タイトルサイドバー」から使用できます。
MOTION5は、FCPXで動画編集をする上でほぼマストと言ってもよいApple製の超有益アプリで、月額課金なしの買い切り型、しかも1万円を切るというコストパフォーマンス的にもかなり優れたモーショングラフィックス作成ソフトウェアなので、これからFCPXで動画編集を本格的にやっていきたいという方は、入手しておいて損はないと思います。
☆YouTube動画で易しくわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
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