映像素材は同じカメラや同じ光の条件で撮影されているとは限りません。カメラや光の条件などにより、同じ被写体を撮影した場合でも、映像の色味がバラバラになることがあります。それらをそのままつなげると、カットの切り替わりで不自然に見えてしまいます。そうした「色のズレ」を調整していく工程を「カラーコレクション」と呼びます。
※「カラーコレクション」と似た工程に「カラーグレーディング」がありますが、「カラーコレクション」は「色のズレ」を直すこと、「カラーグレーディング」は演出意図に基づいて好みの色合いに調整していくことと考えるとわかりやすいです。言い換えると、「マイナスを正してニュートラルにする工程=カラーコレクション」「ニュートラルの映像に質感をプラスしていく工程=カラーグレーディング」と理解するとわかりやすいです。(ただし、これらの呼び方は厳密に使い分けられているとは限りません。)
☆YouTube動画で易しくわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
【カラーコレクションの方法】
タイムライン上の各クリップの中で、色味の基準にするクリップを決めます。そのクリップの色味からズレるクリップを修正していきます。
修正したいクリップをタイムライン上で選択し、右上の「カラーインスペクション」を選択します。視覚的に表示される「○」を動かして色や明るさを調整していきます。色は、いじりすぎると迷子になりがちなので、最初に基準として選んだクリップと常に見比べながら少しずついじっていくのがコツです。
カラーコレクションをしっかり作り込むと、映像作品としてのクオリティが一気に上がります。色をいじりすぎると不自然な映像になったり画質の劣化が目立ったりするので、あくまで「隠し味」くらいの感じで少しずつ調整してみましょう。
☆YouTube動画で易しくわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
コメント