動画編集をスタートする一番はじめの一歩です。今回は、以下の3つの内容をお伝えします。
①プロジェクトの作成
FCPXで動画を編集し、管理するために3種類のファイル(より正確にはフォルダ・コンテナ)の仕組みを知っておく必要があります。それが、ライブラリ・イベント・プロジェクトです。
ライブラリは一番大きな箱(連続ドラマシリーズのタイトル)、イベントは中くらいの箱(連続ドラマシリーズの各シーズン)、プロジェクトはイベントという箱に入っている動画ファイル(連続ドラマの第1話、第2話・・・のような各話)です。
②素材の読み込み
必要なフォルダやファイルを作成したら、素材を読み込みます。このときにプロキシというファイルを同時に作成します。プロキシとは、編集用にサイズを軽くしたコピーです。
③タイムラインへの素材の読み込み
タイムライン上に素材を並べていきましょう。編集時には、基本的にはプロキシに切り替えます。(ご使用の環境によって編集がサクサク進む場合には、プロキシに切り替えなくても問題ありません。)
☆YouTube動画で易しくわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
【ライブラリ・イベント・プロジェクトの作成方法】
メニューバー
>ファイル
>新規
>ライブラリ
の順にクリックし、ライブラリを作成します。HDDまたはSSDが複数ある場合は、できる限り読み書き速度が早いHDDまたはSSDを選びましょう。
次に
メニューバー
>ファイル
>新規
>イベント
の順にクリックし、イベントを作成します。
この時に、「新規プロジェクトを作成」にチェックが入っていると、自動的にプロジェクトも作成されます。
YouTube動画を作成する場合は、以下の設定とします。
フォーマット:「1080p」
レート:「29.97p」
レンダリング:「Apple ProRes 422」
オーディオ:「48kHz」
※通常はデフォルトでこの設定になっています。
※「レート」は撮影したカメラの設定に合わせます。
※シネマライクな画質(少しパラパラしたような感じ)にしたいときは「レート」を「24p」に設定します。ただし、撮影したカメラの設定が不明の場合や、特に演出意図がない場合には、上記の設定で構いません。
【素材の読み込み】
素材は、事前に1つのフォルダにまとめておきます。
メニューバー
>ファイル
>読み込む
>メディア
の順にクリックします。
表示されるウィンドウで、素材がまとめられているフォルダを選択します。ウィンドウの右側の項目で「プロキシメディアを作成」にチェックが付いていることを確認し、「すべてを読み込む」ボタンを押します。
これで、イベントフォルダに素材が読み込まれました。
【タイムラインへの素材の読み込み】
編集したい素材をタイムライン上にドラッグアンドドロップします。プロキシに切り替えるには、プレビューウィンドウ右上の「表示>プロキシ優先(またはプロキシのみ)」を選択します。
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